【北崎拓】クピドの悪戯 惑いのレイコ 第1巻感想

クピドの悪戯シリーズとは?

惑いのレイコの感想の前に、みなさんは「クピドの悪戯シリーズ」をご存知でしょうか?
このシリーズは長く続いており、一作目はドラマにもなった名作です。

あまり知られていないマイナーな作品ですが、質は確かなので軽く紹介します。自分はクピドの悪戯シリーズファンだから必要ねえよ! って思われる同士は飛ばしてください。

『クピドの悪戯』(クピドのいたずら)は、北崎拓による日本の漫画シリーズ。オムニバス恋愛漫画のシリーズ作品で、当初は『週刊ヤングサンデー』(小学館)とその増刊号において発表されていたが、同誌の休刊後は『週刊ビッグコミックスピリッツ』(同)およびその増刊号に発表の場を移している。『週刊ビッグコミックスピリッツ』誌上において、「このSを、見よ!」の連載が2013年4月をもって完結した。単行本は小学館の〈ヤングサンデーコミックス〉 (YSC) と〈ビッグコミックス〉 (BC) より、総計で32巻が発行されている[注 1]。『月刊ヤングキングアワーズGH』(少年画報社)にて、『クピドの悪戯 惑いのレイコ』が2017年9月号から連載開始。

出典: ja.wikipedia.org

既刊

クピドの悪戯シリーズ
・虹玉 全7巻
・さくらんぽシンドローム 全11巻
・オレ×ヨメ 逆襲のオレ×ヨメ 短編 1巻
・このSを、見よ! 全15巻
・惑いのレイコ ←今作

因みに私が一番好きな作品は「オレ×ヨメ」である。
この作品は短編なのでさくっとまとまっていて面白いし、ハッピーエンドだ。

その他だと、さくらんぼシンドロームと虹玉が人気。
このSを、見よ! はビターな終わり方をした珍しい作品なのでハッピーエンド至上主義の私はあまりオススメできないが、物語としてはかなり面白い。
途中で長編の回想編などが入るのでボリュームがかなりあるが。

あらすじ

うだつの上がらないサラリーマン・尊は美しくも厳しい女上司の圧に怯える日々を送っていたが、彼女がひた隠す「過去」を知った時、運命の歯車が回り始める…北崎拓が放つ「クピドの悪戯」シリーズ最新作!

出典: sokuyomi.jp

感想

今までの作品で一番テンションが高く、一番下ネタが酷い。
いやまあ、いつも毎回冒頭は下ネタから始まっているけどね。

あらすじではぼかしているけど、主人公の勤めている会社が男性向けのアダルト製品会社で、主人公の主人公が大きすぎて女性からも拒絶され未だに童貞という設定。ヒロインの一人のレイコがAV女優の幽霊で、もう一人のヒロインの女上司は夜な夜な自分で自分を縛って緊縛プレイを楽しむ猛者である。

ここまで下ネタに極ぶりしたクピドの悪戯は流石に初めてじゃないかな?

いやまあ、ぶっ飛んだ設定をいつも綺麗にまとめて、余韻を残す終わり方をするのでこの作品の展開も注目である。

ハイテンション下ネタコメディ

今のところはラブコメというよりはコメディ色の方がかなり強い
かなりぶっ飛んだ導入なのでクピドの悪戯シリーズを知らない人からすると下品に思えるかもしれないが、安心し欲しい。
クピドの悪戯シリーズファンの私でもこの作品は下品だと思うから。

主人公がスマホでAVを見ようとしたらAV女優の幽霊が現れて、しかもその幽霊は女上司の母親で……。みたいな内容。
ヒロインである女上司は性癖が歪んでいるわ、男嫌いだわ。その母親の幽霊「レイコ」は性に奔放だわ、下ネタが酷いわ。
実に個性的ですね。はい。

でもまあこれよりはマイルドだけど、クピドの悪戯シリーズの性描写はいつもこんな感じだ。

一作目の虹玉は、射精回数の限られてしまった主人公と幼なじみと憧れの女性との三角関係。
さくらんぼシンドロームは主人公の唾液を摂取しないと若返ってしまう女性と会社の女性上司との恋愛事情。
このSを、見よ! はお尻に見た女性から問答無用で好かれる謎の紋章を持つ主人公と小さい頃から好きだったお姉さんとの恋愛。

このようにクピドの悪戯シリーズはかなりぶっ飛んだ設定から始まる。
しかし、設定はぶっ飛んでいても、主人公の葛藤や選択、キャラクターの性格などはとても繊細で、ストーリー自体も綺麗にまとまっている。

なのでこの作品をお下劣だと思っても大丈夫なのだ。
この先で必ずや綺麗に話をまとめてくれるだろう。それだけの実績はあるので私は安心している。

ヒロインの存在

恋愛漫画である以上、とても大事なのことはヒロインの存在である。

どんなに主人公が格好良くても、絵が上手くてもヒロインが可愛くなければ意味がない。

別に絵が下手でも良いんだ。ただ、主人公がヒロインに惚れる理由がハッキリとしていれば。

ヒロインは今のところ会社の上司とそのお母さんしかいないのかな?
ということは幽霊であるレイコは除外されるだろうから、実質ヒロインは上司しかいないということになる。

この女上司は出世欲の塊で、男達を利用しもっと上のキャリアを狙っているバリバリのキャリアウーマンである。しかも、女社長とSMプレイを楽しんでいるレズビアンでもある。

クピドの悪戯シリーズは何故か年上の女性と結ばれる確率が高いので、今回はどうだろう。

さくらんぼシンドロームは同じように最後は上司のキャリアウーマンと結ばれし、オレ×ヨメはベンチャー企業の女社長と結婚する。

実績で言うと今回も女上司と結ばれる可能性が高いが、こればかりは終わってみないと分からない。もしかしたらこれから他のヒロインが出てくる可能性もある。

終わりに

もう一人のヒロイン「レイコ」の映ってい場面を貼ろうと思ったけれど、だいたい誰かしらが全裸になっているので諦めました。

1巻は話の導入がほとんどだったので、本格的に内容が動き出すのは2巻からだと思われる。ふざけた内容だけど、このSを見よ!みたいに段々ハードな内容になっていく気がする。

因みに先にも触れたが、下ネタが酷いのは作者も重々承知らしく、Twitterでこんなことをつぶやいていた。